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解決事例の紹介

3.任意整理の事例

  1. Cさん(40歳代・女性)は、夫と12歳の男の子がいる専業主婦です。子供が生まれた直後から、育児のストレスを解消するためなどの理由から、ブランド品などのショッピングにはまってしまいました。最初は、家計をやりくりして何とかなっていたようですが、10年ほど前から、購入資金を消費者金融業者から借り入れるようになったとのことで、相談に来たときには、4社から合計200万円ほどの借入残高がありました。
    Cさんは、弁護士に相談するか、大変悩んだそうですが、その一番の理由は、「夫にこのことを知られたくない」ということでした。基本的には、債務の整理は家族の協力を得ながら行うことが適当な場合が多いのですが、Cさんの強い要請により、Cさんの夫に知られないような方法で連絡を取る等の措置をとり、任意整理を進めました。
    履歴を取り寄せ、引き直し計算をしたところ、2社については、若干の支払いが残りましたが、他の2社から過払い金を回収できたので、回収した過払い金を支払いや弁護士費用に充て、無事、夫に知られることなく、解決することができました。
  2. Dさん(50歳代・男性)は、妻子のあるサラリーマンです。30代のころから、飲食や趣味などに使うため、消費者金融業者から借入れをするようになりました。有名企業に勤めていることもあって、消費者金融業者から与えられていた与信枠は3社で400万円と大きく、しかも、借入残高は与信枠の上限に近い状態が継続していましたが、毎月、給料の中から十分返済できていました。
    しかし、不況のあおりを受け、Dさんの給料が減ってしまい、以前と比べて毎月の返済が苦しくなりました。このため、Dさんは、弁護士に相談してみることにしました。そうしたところ、消費者金融業者との取引の期間が長いことから、引き直し計算をすると、借金がなくなった上で、過払金を返してもらえるかもしれないとのことでした。毎月の返済に苦しんでいたDさんは、相談を担当してくれた弁護士にそのまま依頼をし、任意整理を行うことにしました。
    履歴を取り寄せ、引き直し計算をしたところ、消費者金融業者3社の借金がすべてなくなり、その上で、過払金が発生することが判明しました。このため、弁護士は消費者金融業者各社と交渉をし、過払金の回収をしました。過払金の中から弁護士費用も支払い、Dさんの手元には、回収した過払金のうち200万円が残る結果となりました。
  3. Eさん(20歳代・女性)は、独身で、複数のアルバイトをして生計を立てています。3年ほど前から、クレジットカードのキャッシングを利用するようになり、キャッシングの残高が2社で80万円程度になっていました。
    Eさんは、毎月2万円程度のキャッシングの支払ができないわけではないけれども、支払っても支払っても借金が減らないことに疑問を感じ、弁護士のアドバイスを受けてみることにしました。弁護士からは、キャッシングの利率が年27%もあるので、引き直し計算をすると、キャッシングの残高が減るかもしれないこと、減った残高に対して、将来、利息が発生しない形で、分割払をさせてもらえるよう、交渉をしていくことが考えられるというアドバイスを受けました。
    同時に、今後クレジットカードは使えなくなるだろうし、当面新しいクレジットカードも作れなくなるということも聞きましたが、Eさんは、今回の件でキャッシングから卒業しようと思っていましたから、弁護士に依頼をして任意整理を行うことにしました。
    履歴を取り寄せ、引き直し計算をしたところ、残高は2社合計で60万円程度に減る計算になりました。弁護士に交渉をしてもらったところ、2社とも、減った残高に対して将来の利息を発生させず、かつ、その残高を分割で支払うことを認めるという内容の和解に応じてくれました。
    Eさんは、今、毎月順調に支払をしています。借金を完済できるまでもうすぐです。
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